2018年7月12日木曜日

次回観察会のお知らせ

8月4日(土)に、東久代にて観察会を行います。
2部構成で、「午前の部」は生き物を捕まえて観察、
「午後の部」は捕れた魚やエビを揚げたり、
泥抜きしたザリガニを調理・試食するという内容です。
両方参加・どちらか参加でも構いません。


是非ご参加下さい。
川でお待ちしております‼

連絡先 水谷 TEL 080-9126-5025
                    Mail   suishin2025@gmail.com

2018年7月5日木曜日

カワラナデシコをご存知ですか?

「秋の七種(ななくさ)」をいくつ言えるでしょうか?
そのうちの1つに カワラナデシコ があります。


実は猪名川に自生地があり、
ボランティア団体「ナデシコ・10」の方々が保全活動を行っています。


場所は桑津橋河川敷、伊丹イオンの目と鼻の先。

猪名川では河川改修や外来種の影響で在来種は減少、
中には姿を消す種もいます。
ここのカワラナデシコも一時は20株にまで減少しましたが、
今では写真のような群生した姿を見ることができます。


冒頭では「秋の七草」とせず、あえて「秋の七種」と記しました。
ハギ・ススキ・クズ・カワラナデシコ・オミナエシ・フジバカマ・キキョウの7種類を指します。しかし全部が草ではありません。
細かく言うとハギは低木・クズはツルなのです。
そうすると「秋の七草」と書いたら矛盾が生じてしまいます。
こうした理由から「秋の七種」と書きます。 ※諸説アリ

由来は万葉集・山上憶良の歌の中に。
「秋の野に 咲きたる花を 指折り かき数ふれば 七種の花」
「萩の花 尾花 葛花 瞿麦の花 姫部志 また藤袴 朝貌の花」
なんと13世紀前から言い伝えられてきた言葉なのです。


カワラナデシコの開花時期は6月から12月まで。
年中美しい花を咲かせてくれることから(漢字で常夏と書くことも)、
日本人女性に重ね合わせることができます。
「なでしこジャパン」は記憶に新しいのではないでしょうか。

ナデシコを知れば知るほど奥深さに惹き込まれます。
一度足を運ばれてはどうでしょうか?