2019年9月16日月曜日

夜の猪名川をご紹介②

天然記念物と聞かれると、何を想像するでしょうか?
そもそも天然記念物とは?

日本では、「動物、植物及び地質鉱物で我が国にとって学術上価値の高いもの」[1]を天然記念物に指定して保護を図ります。
兵庫県北部のコウノトリや西表島のイリオモテヤマネコなどが有名です。

早速のぞいてみましょう。


岩に紛れてとある生き物が隠れています。


オオサンショウウオです。
こう見えて歩くのが得意で猪名川の下流域でも目撃例があります。

そもそもなぜ「サンショウウオ」なのでしょうか。
それは、皮膚の匂いが山椒(サンショウ)の香りに似ているからだと言われています。

肉食で、大きい個体は1mを超えます。
夜行性なので餌を探していたのでしょう。
噛む力は強力で、手を噛まれると縫う破目になるとか...


ちなみにこちらは京都水族館のオオサンショウウオ。
興味のある方は是非足を運んでみてください。

☆特別天然記念物を捕獲することは法律で禁止されています。


[1] 文化庁/記念物
http://www.bunka.go.jp/seisaku/bunkazai/shokai/kinenbutsu/