2018年10月25日木曜日

水質調査を行いました

毎年恒例で秋になると猪名川水質一斉調査が行われ、
流域ネット猪名川は神崎川水質汚濁対策連絡協議会 猪名川分科会員として参加しています。


流域ネット猪名川はこんにゃく橋で実施。

川にゴミが浮いているか、水の透明度、川底の様子等を観察し、
採水した水をパックテスト(pH・NH₄-N・COD)で測ります。

その結果がこちら。
pHの高さが気にかかるところでしたが、
COD・NH₄-Nは値が小さく綺麗な水ということが確認できました。
※pH:水の酸性・アルカリ性の度合いを示す指標。pHが高いほどアルカリ性で低いほど酸性。
※COD:有機物による水質汚濁の指標。 水中の有機物を酸化するために必要な酸素量。
※NH₄-N:し尿・家庭排出中の有機物の分解、工場排水による水質汚濁の指標。

水の中をのぞいてみると...

ここは流れが穏やかなため藻が繁茂していました。
 

同じくこんにゃく橋下の水中の様子。
スジエビが写っています。わかりましたか?


2018年10月19日金曜日

アユ学④ 藻川でアユの産卵場づくり

藻川中園橋下の河原でアユの産卵場作りが実施されました。
この日は晴天で水の透明度も高く耕し日和。

猪名川漁協 鈴木組合長に川底を耕す必要性について解説して頂いた後、
さっそくフィールドに向かいます。


参加者は60名を超え、大人から子どもまで一生懸命川底を耕しました。


使用するのはクワやスコップ。
固まった川底をかき回すことによって、
アユを始めとする魚たちが産卵しやすい環境を作ります。

 
次に講師の中西先生(環境カウンセラー)に川のお話をして頂きました。
その間、子どもたちにはクラフトに取り組んでもらいます。
 
間伐材を輪切りにした木の板や河原で拾った石に好きな絵を描きアクリル絵の具で着色します。描き終わったらニスで仕上げです。

素敵な作品が出来ました!


最後に漁業の方々に上流アユのフライを振る舞って頂き、
本イベントはお開きです。

神戸新聞に掲載されました!
https://www.kobe-np.co.jp/news/hanshin/201810/0011742603.shtml









2018年10月18日木曜日

ダイハツ工業と協働活動

ダイハツ工業及び関連企業の方々と協働でアレチウリ駆除活動に取り組みました。
14名に参加して頂き、会員は6名が参加。
 

アレチウリは冠水に弱いという性質があり、
大水(7月の豪雨)の影響で流域各地で減少傾向にある場所もあります。
しかし池田桃園では大繁殖していました。

「桃栗三年柿八年」と言いますが、アレチウリは異なります。
たとえ小さな株であろうとこの時期になると花を咲かせ種を付けます。
驚異的な繁殖能力です。

大きな株の種・小さな株の種の大きさに違いは出てきますが、
いづれも針のような棘に覆われ駆除に影響を来たしています。
種を付けるシーズンは棘が刺さらないよう注意が必要です。


こちらは若手の会員がキクイモ(外来種)の根を掘り起こしている様子。
キクイモは秋になると芋を作り来年に備えます。
引き抜くと芋は地面に残ってしまう(芋から新たに芽が出る)ので、
確実に駆除するには掘り返す必要があります。

 成果はおよそ60袋。

皆様お疲れ様でした!


流域ネット猪名川の活動に興味のある方・体験してみたい方は、
水谷(suishin2025@gmail.com)まで連絡をお願いします。











2018年10月7日日曜日

アユ学③ 産卵のシーズンです!

予定されていたアユの産卵場作り「川の耕し隊」は、
天候が不安定だったので別プログラムへ移行。
一庫ダム管理所でアユに関するお話を聞きました。


そもそも何のために川を耕すのか?
それはアユの産卵をお手伝いするためです。

 アユは粘着性のある卵を、石と石の隙間に産み付けます。
卵は石にコケが生えていたら滑ってしまい、
隙間に泥が溜まっていても流れてしまいます。
そこで川底を耕すことによって、
アユの産卵に適した環境を作ることができるのです。
 

川の上を散策。この辺りを耕す予定でした。

最後にアユの試食会。

おいしく頂きました!